Dollybird vol.37 part.1

My fav doll  -Harmonia bloom-

「Dollybird vol.37」のテーマは「推し」。

「お人形」は文字通りヒトガタとして、いにしえの時代から愛する子や王や神の化身として崇められてきた元祖アートにしてカルチャー。つまり、いま私たちが”推し”を人形として愛でてしまうのはDNAに刻まれたサガなのかもしれません。なるほど楽しいわけです!

ということで、今号はドールならではの”推し活”をご紹介。ドールはお迎えからがお楽しみ! 推しのために服や小物を作る、メイクやウィッグをカスタムするなど、ドールとして全力で愛でる方法をさまざまな角度から提案いたします。


表紙を飾るのは、Harmonia bloomの「オベロン」です。オベロンは人気ゲーム『FGO』に登場するキャラクターであり、Dollybirdとは創刊2号から太〜いお付き合いのある羽海野チカ先生がキャラクターデザインを手がけられています。この特集でも先生には、監修やイラスト(表紙の結晶柄やアザミ柄も!)など、多大なご協力をいただきました!ありがとうございます!!

巻頭特集では「Harmonia bloom プリテンダー/オベロン」の魅力を、メイク、造形、衣装など、各ジャンルのトップクリエイターたちが総力を挙げてさまざまな角度からご紹介いたします。オベロンには3つの姿があり、最初に登場したときの青い王子様スタイルの「第一再臨」は、グッドスマイルカンパニーオンラインショップで受注、表紙の白い王子様スタイルの「第二再臨」はホビージャパンオンラインショップにて受注をいたします。詳細はこちら

そして、誌面ではオベロンの3つめの姿「ヴォーティガーン」の作り方をご紹介!!

残念ながらHarmonia bloomでの製品化はまだ白紙という第三再臨の黒いオベロンさん。ならば自力で作ろうぜ!!というご提案がこの企画の本丸です。チカライズパワー!

版権元さまには、公式衣装ではなく羽海野先生のオベロン本『黄昏の王国』のイラストをモチーフにするというグレーな線で強引にOKを貰い、公式メイクをご担当されたChino syokoさんにメイクを、造形を担当された石長櫻子(植物少女園)さんに手足の作り方を、この企画の影の立役者であるRico*(vanilatte)さんに衣装&ウィッグアレンジのHow toを解説していただきました。

世界に一つだけのヴォーティガーン、みんなもつくってみてね☆

それにしても...第一再臨と第二再臨がたくさん売れたら第三も製品化の可能性が出てきたりしないもんですかねぇ〜〜〜(大きめの声)。

また、「オベロン」にまつわる昆虫モチーフ手芸の世界として、bugs factoryさんの「羊毛で作る蚕蛾」や、PieniSieniさんの「オフフープ刺繍でつくる蝶の翅」を、初心者さんでも取り組みやすい写真つきHow toで解説しております。作品のみのご紹介ですが、蟲彩さんの「針金でつくる昆虫」もめちゃくちゃかっこよくて眼福です...。



「推しをドールでたのしもう!」のその2は、『うちのねこが女の子でかわいい』のきなこ! 1/6サイズでドールになったきなこがまた可愛いこと可愛いこと...。きなこのウィッグの毛色を薄茶かブロンドかで迷った挙句、両方製品化しちゃえ!と、Dollybird限定版も作ってもらっちゃいました(詳細はこちら)。メイクはドリバドおなじみのDOLCHUさんです。2匹絡ませて写真を撮るとあまりの楽しさに時間が溶けるので危険...。おすすめでっす。


定番の「OSAKANA」Tシャツの他、いろんなお洋服を着たきなこで遊べるのがドールの良いところ。ということで、今回は40原先生描き下ろしのルームウェア(イラスト鬼かわいい!)を、赤いカメラさんにドールサイズで再現していただきました! 型紙と作り方を掲載しています。こちらはオビツ22のほか、22cmドールに着用が可能です。


さらに、きなこお気に入りのけりぐるみ「まぐぞう」の作り方も掲載! DOLCHUさんによる布プリデータを無料で配布しますので、市販の布プリ専用紙をご自宅のインクジェットプリンターにセットして、A4サイズ100%で印刷したら、ちくちくぬいぬいして完成させてください! 

▲今回はミシン推奨。手縫いの場合はめちゃ細かい半返し縫いで作りましょう。




「推しをドールでたのしもう!」その3は、今年25周年を迎えた人気ゲーム『幻想水滸伝II』のルックです。オビツ11サイズの「みにどるず」で小さくも精巧に再現しました。みにどるずは企画担当Mちゃんの偏愛シリーズなので、まさに今回の特集にぴったり!



いや長文!!

ドリバド37のご紹介はまだまだ続きます!(その2へ